勤めている会社の創業者、先代社長の出身地が山口県です。先代社長は46歳で早世して、今年が25回忌です。私はお会いしたことがなかったのですが、数々のエピソードが残る印象深い人でした。
一度、今の報告も含めてお話がしたいと思っていました。25回忌に際してお墓参りをしようと有志が集まり、山口萩へのお墓参り企画が実現しました。萩へは「羽田空港」から「山口宇部空港」へ。そこからバスで1時間30分の行程です。
先代のお墓は「奈古」にあり、萩を通り越して20分ほど。木々に囲まれた山の上の静かな墓前で、お経を聞きながら。ゆっくりとお話しました。
お墓参りを終えて、萩まで戻ると15時過ぎ。ホテルは萩で一番大きく歴史のある「萩本陣」です。
夕食までホテルから徒歩圏内にある「伊藤博文」の生家と、「吉田松陰」の生誕地をまわります。「松蔭神社」も近くですが、明日は松蔭神社でお茶会なので1日目は外から眺めて通り過ぎる程度。
伊藤博文の生家の隣には銅像が立っています。伊藤博文は奇兵隊の「高杉晋作」の弟分だったんですね。高杉に連れられて若いころはやんちゃをしていました。
吉田松陰の生誕地は、市内を見下ろす小高い丘の上にあります。お墓もそこにあり、松蔭と松下村塾の面々。高杉晋作も松蔭の近くに埋葬されています。
萩は2015年の大河ドラマ「花燃ゆ」のテーマの地です。吉田松陰や松下村塾で活躍した人たちがたくさん登場することでしょう。来年の大河を告知する幟もチラホラと見られましたが、まだまだ観光者は少なく、きっとこれからですね。
先代社長は学生運動に参加して、ビジネスフィールドでもマスマーケティングにアンチテーゼを唱える、新しいマーケティングに挑み続けた人でした。なるほど生まれた萩は、幕府や諸外国に戦いを挑んだ志士たちのルーツが詰まっていました。
コメント - comments -
コメント一覧 (1件)
[…] 日目は松蔭神社でのお茶会です。日本列島の端から東京大学へ出て、学生闘争に参加した先代社長は萩の中でも有名人で、25回忌のお茶会のために、歴史ある松蔭神社を貸してくれたり、 […]