またまたおじさんの琴線にタッチする、日本語リリックを操る若者を発見しました。
彼はマーライオンといいます。基本はひとりでギターをかき鳴らしてライブしている人なのかな?最初に聴いたアルバムはバンドサウンドで、元気のいいポップミュージックです。
そのアルバムのタイトル曲「ボーイミーツガール」のリリックが、ついついニヤニヤしてしまう感じでビビっときました (^^)
こんな一節からはじまります。
子供の頃一緒に遊んでたマンションの女の子
今じゃもうギャル 生粋のギャル 話したいけど話すことがないよ
いいですね。へなちょこな男の雰囲気がビンビンと出ています。最初から、この少ないリリックの中で。そんな匂いを感じさせる言葉の力に期待感が溢れます。
ミュージックビデオはこんな感じ。
この情景や登場する女の子の、モヤっとしていて、それでもついニヤニヤしちゃうナードな雰囲気が秀逸です。
この曲のハイライトはマーライオンの「好きなもののシャウト」です。ライブ映像ではネット上で姿を見せないまま批判する人たちへのメッセージ、だと言っていました。こんな感じです。
どっかの誰かが ボクの好きなものを批判ばかりしてくる
それでもボクは 好きなものにはちゃんと好きと言いたい(中略)
だから今こそ 好きなものを片っぱしからひとつずつ ひとつずつ叫ぼうと思う
名前を挙げるめろんぱん レゴブロック 納豆 バームクーヘン
オムライス ハンバーグ ドリア ラザニア ピザピザッ
花屋の店員 デパートの店員 藤子F不二雄 チャップリン。。。(中略)
でもやっぱり何が一番好きかと言われたら
ボクは ボクは ボクが一番好きなのは あの娘だ
という具合。気持ちは分かるんだけど、好きなものにはほとんど共感できないから。ニヤニヤしながら楽しく聴いています。
マーライオンの弾き語りのライブも最高です。
オーディエンスが、最初はちょっとニヤニヤ外まきに聴きつつも、徐々に楽しみながらコミットしてくる様子が分かります。てか、ラップもひとりで操るんだね。これから、元気が足りないときがあったら、ニヤニヤするために、マーライオンを聴きます : )
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