稼ぐ「デザイン力!」では、ヒットを生むため、差別化や付加価値をつけるために、組織としてデザインに対してどのような戦略を持つべきかを、アップル、トヨタ、ニンテンドー、ディズニーランドなど、デザインで市場を牽引する企業の事例をもとに解説しています。
個人のセンスに落ちがちな「デザイン力」を磨くために、すぐに取り組めるヒントが書かれています。例えば、新しいアイデアの発想法として、以下のように紹介されています。
デザインの世界で、新しいアイデアを発想する際に使う手法の一つにまったく違った言葉を組み合わせてみる、というやり方があります。
たとえば「車」と組み合わせる言葉として、「タイヤ」となれば普通ですが、あえて違う言葉を組み合わせてみるのです。たとえば「スイカ」。車とスイカと言われてもまったくピンとこないでしょう。それをあえて組み合わせてみて、新しいアイデアを考えてみるのです。
スイカを一番うまく運べる車とはどんな車?
いすの下に大きなネットが張ってあればよいのでは?
スイカの形をした車はどうだろう。
球形の室内なら360度見渡すことができる。
エクステリアが緑で、インテリアが赤い車はどうか?
スイカのタネにかけて、車内にいろいろなタネ(仕掛け)のある車は?などなど、普通の言葉の組み合わせでは浮かんでこないアイデアが、違う種類の言葉を組み合わせてみることで浮かんでくるのです
商品企画のヒントも以下のような例が紹介されています。
商品企画を立てる手法の一つとして、コラボレーションがあります。違う企業同士が協力して一つの商品を作り上げるのです。ヒット商品を生み出す手法はいろいろあるでしょうが、斬新な商品をつくり出す方法の一つとして注目されています。
このコラボレーション手法を採り入れる際の成功条件があるのをご存知でしょうか。それは、なるべく「遠い」企業を選ぶことです。「遠い」とは具体的に言うと「業種」「距離」「時間」などが遠いことです
マーケティング・サービスでも活用できないでしょうか?
■北海道or沖縄グルイン
受注できたらクライアント担当者と楽しい時間が過ごせそうです。
■ひとりサンプリング
ひとりにだけ試用体験してもらいます。その代わり、ひとりが100個の商品レビューを書きます。
企画や商品を考えるときには「遠く」を意識してみると面白いアイデアが生まれそうです。