経営やサービス開発の道しるべに、少し先の未来を考えようと取り組んでいます。
ケヴィン・ケリーの「〈インターネット〉の次に来るもの」はテクノロジー界隈の今の技術と少し先の技術を俯瞰して見てみる、考えてみるのにとても参考になります。
彼は人々の行動を12の法則として整理し、こうした行動によってもたらされる未来を「不可避」なものと言います。12の法則は以下の通り。
- ビカミング(なっていく)
- コグニファイング(認知化していく)
- フローイング(流れていく)
- スクリーニング(画面で見ていく)
- アクセシング(接続していく)
- シェアリング(共有していく)
- フィルタリング(選別していく)
- リミクシング(リミックスしていく)
- インタラクティング(相互作用していく)
- トラッキング(追跡していく)
- クエスチョニング(質問していく)
- ビギニング(始まっていく)
いずれの単語も、その意味を少し見るだけで自分の行動や、自分の周辺にあるテクノロジーを表現するときのキーワードであることが理解できます。
フローイング(流れていく)
フローイング(流れていく)の関する示唆は、ストック型のビジネスや旧来のネットワークに関する提言でした。
固体の車は、個人向けのオンデマンド運輸サービスへと姿を変えている
永続的なアップグレード全体が連続していく。より良いものが途切れることなく流れていく
ページやブラウザは重要ではなくなった。現在の主要な単位は流れとストリーミングだ
時間の流れも変化している。バッチ方式からリアルタイムへ。リアルタイムに処理するためには流れていなくてはならない
流れていくとは、リアルタイムで動いて変化していくということ。ストックするのではなく、適切なタイミングで提供すること。
ネットワークするのではなく、適切な人に適切なタイミングで情報を流すことが重要になる。そこではプログラマティックに情報を届けるフィードの活用が必須になるものと感じました。