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SpotifyでPOP LIFE~マンガの会のタナソーと夏目知幸と西村ツチカと三原勇希

SpotifyでPOP LIFE~マンガの会のタナソーと夏目知幸と西村ツチカと三原勇希

映画の会がすんげー面白くて、Spotifyでレギュラー放送している「POP LIFE:The Podcast」をバックデートしながら聴いています。

映画の会の次に聴いたのは「マンガの会」で、ホストの田中宗一郎(タナソー)と三原勇希に加えてゲストが2人。1人目はロックバンド「シャムキャッツ」のフロントマン「夏目知幸」。シャムキャッツは、きっと知ったきっかけはタナソーのレコメンドだったと思いますが、以前から聴いていました。このブログにもシャムキャッツの「GIRL AT THE BUS STOP」の感想を書いていましたが、確かにマンガ的なリリックと思って聴けばそんな感じだな。とマンガの会への登場に妙に納得です。

https://ryu.jpn.com/archives/3662

もう一人は現役のマンガ家である「西村ツチカ」。残念ながらお名前は聞いたことがなく、作品や作風を調べてみたけれども今まで目にしたことはありませんでした。でも、なかなかそそられる絵柄なので、いつか読んでみます。

そんな感じでPOP LIFEのマンガの会には読んだことないけど、魅力を感じるマンガやマンガ家がたくさん登場したのでいつか読むための備忘録で話題に上がった作品を記録しておきます。

ルーツや押さえておくべきマンガ家

各人が自分のルーツだったり、時代のエポックとなったマンガ家について語る場面で出てきた作家と作品です。最初に70年代のマンガ家「高野文子」です。以下の「絶対安全剃刀」や「黄色い本」が話題に上がっていました。

シャムキャッツ夏目から何度も名前があがった「黒田硫黄」です。彼は以下の「大王」に衝撃を受けたと言っていますが、「茄子」が比較的読みやすいそうです。ボクも黒田硫黄のこの2作品から読みはじめてみたいと思っています。そのあとに「大日本天狗党絵詞」かな。おもしろそう。

タナソーは「ちばあきお」の「プレイボール」のコマ割りを『ミニマルテクノ』と表現しています。見開きページの右上から盛り上げていって、左下でピークを迎える。その繰り返しでストーリーが進んでいくという。ちょっと読みたくなりました。

今リコメンドするマンガ家

夏目知幸、西村ツチカを中心に今おすすめする作品・作家をつらつらと紹介する場面で話題が上がったものです。まずは「田島列島」の「水は海に向かって流れる」。女性作家だそうです。次の「板垣巴留」その次の「衿沢世衣子」もそうですが、女性作家のリコメンドが多いです。

なんとバキでおなじみの「板垣恵介」の娘さんだそうです。不思議だけど生々しい動物ものの「BEASTARS」がリコメンドされていました。

おすすめのコメントを聞いて一番読んでみたいと思ったのがこの「衿沢世衣子」の「うちのクラスの女子がやばい」です。

「山田参助」の「あれよ星屑」。戦後というテーマ、この絵柄。なかなかに惹かれます。

US出身の海外のマンガ家「ティリー・ウォルデン」の「スピン」です。テーマはスケートと同性愛。海外のマンガ家のこういう作品は読んだことがないです。

ということで、いろいろありますがゆっくり読んでいきたいと思います。

他のフォーマットと違ってマンガは作家が「神」になれる

たくさん紹介されたマンガ本とともに、印象に残っているのが上の言葉です。

小説や音楽では読み手、聴き手の頭の中に思った通りの絵を浮かび上がらせることはできないし、映画だって映っているものすべてをコントロールできるわけではない。でもマンガはコマ割りとコマの中に描かれているもの全部作家がコントロールできる。だから他のフォーマットと違ってマンガ家は「神」になれる。

面白い視点です。だからこそすべてをコントロールできるし、一方で偶然の恩恵を受けることができない。マンガはもともと好きだけれど、もっと味わってたくさん読んでみたいと思わせるPOP LIFE:The Podcastでした : )

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