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2018年フジロック最終日の夜~行っても行けなくても、センチメンタルになる7月の最終日曜日

2018年フジロック最終日の夜~行っても行けなくても、センチメンタルになる7月の最終日曜日

先週末はフジロックの開催週でした。金曜日の最終便で出張先の高松から帰ってきて、土曜日は台風に備えて午前中から買い物やら洗濯やらで動き回って、フジロックと知りながらもバタバタと過ごして、日曜の夕方に少し時間が取れて。今年はじめてライブ放送をするというYoutubeでフジロックのチャンネルに合わせたのでした。

日曜の夕方、フジロックのChannel2から流れてきたのは「Jack Johnson(ジャック・ジョンソン)」で。チルなサーフミュージックを苗場で観たいと焦れたアーティストです。前回の出演時には本当に苗場で観たくて、でも行くことが叶わずに悔しい思いをしました。今回はライブ放送ですが、観れて良かったです。

海と山。シチュエーションは違えど、ジャック・ジョンソンの優しくて緩やかな調べは大自然でこそ映えて活きます。フジロックの最終日の日暮れ前。この後には、キッチュでハッピーな音楽を鳴らす「VAMPIRE WEEKEND(ヴァンパイア・ウィークエンド)」、それから「Bob Dylan(ボブ・ディラン)」が控えていて。ジャックジョンソンからはじまるこのグリーンステージの最終日の大トリ前3アーティストが、ボクが苗場に行ったならば一番のハイライトでした。

だからこそ、この終わりのはじまりを優しく宣言する夕暮れ前のジャック・ジョンソンの音楽はとてもセンチメンタルで。はじまってほしいけど、終わってほしくないというセンチな気持ちのオーディエンスがたくさんいたと思います。

ボクも苗場にいないのにも関わらず、なんだかセンチメンタルになっちまって。ちょっと一人になりたくて、ジャック・ジョンソンを観終えてランニングに出かけました。東京は台風一過、予報されていた夕立も来なくて蒸し暑い夕方。汗をたっぷりかきながら6Kmを走り終えて、見上げた空がこのブログの写真です。

ビルの間、地平線に沈む夕日は暑かった一日を自ら誇るかのように真っ赤に太陽が燃えていて。ああ。7月の最後の日曜が終わってしまう。本気で暑い最後の日曜が終わってしまう。今年のフジロックが終わってしまう。終わらないで。終わらないでと、両の手のひらで受け止めたくなるようなそんな太陽でした。センチメンタル (^^;)
 

実際に、毎年のようにフジロックに行っていた頃は、7月の最終週の夕方に苗場で少し背筋が震えるような冷たい風を感じて。それからは夏の名残の暑さであって、本当に暑いのは7月の最終週までなんだと実感したことを覚えています。フジロックの終わりは、夏の終わりなんだよと。だからとてもセンチメンタルな気分になるんです。

ランニングから帰って、お風呂に入って、ゴハンを食べて。合間合間で家族の目を盗んで「cero」と「VAMPIRE WEEKEND(ヴァンパイア・ウィークエンド)」のアクトをYoutubeで観ました。2つのバンドとも、繰り出す音が多いからフジロック向けのバンドです。大自然の木々に山に、たくさんの音が反響して多幸感に浸れるバンドです。

そういえば、以前のフジロックで最終日の真昼間のグリーンステージでヴァンパイア・ウィークエンドを観たことを思い出しました。それまでのフジロックで一番踊ったアクトだったかもしれません。最終日に終わるな終わるなと、吸血鬼の週末の奏でる音楽に合わせて踊って祈ったのでした。

ああ。なんてセンチメンタル。きっと東京も来週からは夏の名残の暑さになるでしょう。来年は苗場でピークの夏を迎えられるかな。来年もよい夏でありますように : )

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