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ワールドカップの主題歌に対する「サビがない。」という批判が面白くて聴いてみた「Suchmos」と、それをきっかけにした発見。

ワールドカップの主題歌に対する「サビがない。」という批判が面白くて聴いてみた「Suchmos」と、それをきっかけにした発見

サッカーワールドカップは多くの日本人が熱中して観ているから、本編以外にもいろいろな批評が飛び交います。その中でも今回盛り上がっていたのが、NHKのワールドカップテーマ曲であるSuchmosの「Volt-Age」に対する批評です。

その内容がまた「サビがなくて盛り上がらない」という、なかなかユニークな批判を受けていたのいでで、Suchmosに興味が沸いて聴いてみました。サビがないってw
 

さて、問題の「Volt-Age」がこれです。ロックmeetsブラックミュージックって感じでかっちょいいと思いました。ただ、ちょっと恰好つけすぎなところがボクの好みではありません。かっちょイイことを恰好つけずにやる人たちがボクは好きです。Suchmosは、サッカー好きを公言する彼らをリスペクトして「サチモス△」って感じです (^^;)
 

この「Stay Tune」がこれまでの彼らの代表曲ですね。すごく耳に残ります。リリックもユニークで酔っ払いに対するアンチを唄っています。いい感じです。ただ、ミュージックビデオはやっぱり恰好つけすぎですね。ずっとドヤ顔。そんな姿勢には共感できませんが、サビはなくてもこれからも気にして聴いてみようと思うバンドでした。

サッカーのアンセムといえば「The White Stripes - Seven Nation Army」だけど。サビはないよ。

そんなSuchmosの「サビがないよ」批判を見ていて思い出した曲がホワイトストライプスの「Seven Nation Army」です。
 

サッカー好きな人であればこのオープニングのリフは聴いたことがあると思います。スタジアムでもよく流れ、プロのサッカー選手だって勝利の高揚感とともに自分で歌っちゃうような、心を掻き立てるまさにアンセムです。で、この曲にはサビはありません。でも聴いていると気持ちが昂ってくる。音楽ってそんなもので「サビがないw」なんて関係ないよね。と思った一連の騒動でした。

Suchimosと違って、ホワイトストライプスはあえてちょいダサに見せて、めっちゃカッチョいい曲を聴かせるバンドだとボクは思っています。こういう見せ方・聞かせ方が、ジャック・ホワイトの上手でめっちゃイケてるところです。

Suchimosを聴くついでに手にしたceroがめっちゃよかった

この一連の騒動の副産物は「cero」の音楽をはじめてしっかり聴いて、めっちゃよかったことです。特に少し前ですが、2011年制作のアルバム「WORLD RECORD」と、そこに収録されていた以下の曲です。
 

「21世紀日照りの都に雨が降る」です。様々なジャンルと音を詰め込んで、かわいらしくキッチュに。それでいてクールな雰囲気もまといつつカッチョよくまとめています。恰好つけすぎな人たちじゃなく、こういうアティテュードのバンドが好きです。今までスルーしてきて、もったいなかったなぁと思います。アルバムではこの曲から曲間なしで続く「入曽」もすごくよい雰囲気です。

ceroはこれからしっかり聴いていきます。最近は自分のとっての新しい音楽の探索を怠っていて、新しい出会いがあまりなかったけど、サッカーワールドカップのふとした批評から、新しい発見ができてよかったです : )

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