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1826年から撮られた3.8兆枚の10%が2012年以降に撮られたものである

電通のiPR局の部長と、ゲッティイメージズの日本代表の興味深いインタビューです。

  ソーシャル時代の「ビジュアルインパクト」
  http://dentsu-ho.com/articles/382

記事の中で2つ注目するべき点があります。

 

写真撮影が初めて実現した1826年から今まで3.8兆枚の写真が撮られたといわれていますが、実は昨年1年間でその10%が撮られたそうです。カメラ機能を持つスマホの普及とともに簡単にシェアできる。

 

ひとつは上記のデータ。写真の歴史およそ200年で撮られた写真の10%が2012年以降のものであるというデータです。スマートフォンの普及によって、写真撮影がより日常的になったことがとてもよくわかります。

ファクトの収集屋であるマーケティング会社が、こうしたビジュアルを扱う現実性が出てきました。

 

日頃からトレンド分析はしていますが、キーワードの一つに「アンチバニティー(anti-vanity)」というのがあります。ちょっとくだけた、完璧ではない、飾らないといったニュアンスですが、そういうアンチバニティー的なものが好まれているのが、今という時代ではないかと思います。

 

もうひとつは上記の「アンチバニティー」です。このアンチバニティーの意味するところの、ちょっとくだけた、完璧ではない、飾らないというニュアンスは、クチコミにも通じるところがあります。

そして企業はこうした「アンチバニティー」なコンテンツを、一般消費者に求めることもはじまっています。報道写真でもスマホのカメラが活躍する姿もうなずけます。

定性でもクチコミでも、ビジュアル・写真の必要性の高まりを感じます。

Photo by Kenny Louie
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