音楽好きで、とんでもなくインスパイアされた曲がたくさんあります。そんな曲たちがそのまま通り抜けて行かぬように、iTunesのレートを活用します。ボクの場合、レートが「★★★(星3つ)」以上の曲はとんでもなくインスパイアされた!に入ります。iTunesに2万7千曲以上入っている中で、118曲。4つ以上は17曲。星5つはまだありません。
そんな一曲がThe Rapture(ラプチャー)の「House Of Jealous Lovers」です。
00年代前半に颯爽と登場した彼らの音楽、具体的にはカウベルの音に踊らされながらのカウントアップの声。にしびれました。実際に鮮やかに80年代のポスト・パンクをリバイバルし、後に続くフランツ・フェルディナンドやクラクソンズなどの、ダンス・パンクのパイオニアとなりました。
House Of Jealous Loversの高揚感と心地よさは本当にイイ。いつまでも色あせないリズム&メロディです。
そして、ラプチャーのHouse Of Jealous Loversを紐解いていくと、Pop Group(ポップグループ)の「She Is Beyond Good And Evil」にたどり着きます。ポップグループは80年代、パンク・ムーブメントの終わりに登場して、ニューウェーブの旗手として短い活動期間の中で見事な足跡を残しました。
デビューアルバムの「Y(最後の警告)」はファンクなリズムに、ダブとノイズを折り重ねた今聴いてもアバンギャルドでカッチョいいサウンドです。ジャケットのデザインも含めて芸術作品です。
特にShe Is Beyond Good And Evilはぶっとんだリリックと、House Of Jealous Loversがインスパイアされたであろう、カウベルの音色に誘われる高揚感がたまりません。
いずれのバンドも、80年代、00年代にシャイなロックンロール・キッズたちを躍らせた。イカれてイカした兄貴たちでした。ずっと聴きます : )