山口県萩での2日目は松蔭神社でのお茶会です。日本列島の端から東京大学へ出て、学生闘争に参加した先代社長は萩の中でも有名人で、25回忌のお茶会のために、歴史ある松蔭神社を貸してくれたり、人間国宝が造った茶器を貸してくれたり。
お茶会がはじめてのボクにはハードルが高いぐらい重厚なお茶会になりました。
大体のお茶会の流れと作法は以下のとおり。
- 会場に入ったら待合に。待合ではお湯(昆布茶)をいただきます
- 茶室に入ります。座る順序が決まっています。畳の縁を踏まないように歩きます
- 茶室に入ったら基本は正座ですが苦しい場合は胡坐でも大丈夫
- 亭主から挨拶があり、正客(客の中で一番目上な人)が挨拶に応えます
- 茶菓子が運ばれてきます。運ばれてきた順に左手の人に「お先に」と一礼し食べます
- 楊枝を使って菓子を切り分けて、2~3口で食べきるのが良いそうです
- お茶が運ばれてきます。こちらも運ばれてきた順に左手の人に「お先に」と一礼します
- 運ばれてきたお茶は、自分の正面に茶器の一番美しい正面が向いています
- 右手で包むように、左手を下に添えて茶器を持ちます
- 茶器の一番美しい面(正面)を自分から反対側にもって行くように90度ずつ2回まわします
- お茶は3口で飲むのが良いそうです。3口目の最後はズズと音を立てるそうです
- お茶を飲み干したら、指先でそっと飲み口を拭い。また90度ずつ2回まわしてから置きます
手順も作法もたくさん。。最初は正客を良く見てまねるといいと言われました。
松蔭神社の茶室です。趣があります。正面に「夢中夢」の掛け軸。それから先代社長の写真です。
茶菓子は先代社長が好きだった「薔薇」がモチーフ。キラリと光る一粒の涙がアクセントです。
貴重な茶器・道具がたくさんありました。貴重な体験です。茶室からは藤がキレイに見えました。