今年の夏はレゲエも盛り上がりそうです。
レゲエの英雄「ジミー・クリフ」主演。レゲエのミュージックとカルチャーを世界に発信する役割を担った、ジャマイカでは超重要作品「ハーダー ゼイ カム」が、ハイビジョンニューマスター版で日本公開することが決まりました。公開40周年記念です。
レゲエ映画の金字塔、『ハーダー・ゼイ・カム』日本公開決定
http://www.barks.jp/news/?id=1000102685
マジメにキングストンのゲットーでの、ルードボーイたちの憂鬱と闘争を描いた作品ですが、ジャマイカの映画はまじめに演じれば演じるほど、程よいファニー感をまといます。ポスターもそんなファニーな雰囲気が出てますね。
主演のジミー・クリフ、「ボブ・マーリィ」はレゲエの神様と評されましたが、彼はレゲエの英雄。ボブさんには近寄りがたいオーラがありますが、ジミーが街行けばみなが集まります。そんなユーモラスでフランクなおじさんです。
彼のレゲエは『ボンゴ・マン』のような古典的なものから、世界中でヒットした『アイ キャンシー クリアリィ ナウ』のようにアンセム調に歌い上げる楽曲まで。長いキャリアそのままに、縦横無尽で深遠なレゲエを聴かせてくれます。
ハーダー ゼイ カムと並べられることが多い、ジャマイカ映画の双璧『ロッカーズ』。ゲットーのヒーローが仲間のために立ち上がり、カリビアンの陽気な人柄に功を奏したり失敗したり。バックに流れるレゲエのハートビートとも相まって、ここちよくファニー。両映画ともに、サントラ版もすばらしいです。映画公開の夏に向けて、予習します♪