昼の気温は20℃を超えるようになってきたけど、朝晩はまだちょっと冷える。秋口~真冬、それから今の初春のそんな環境でも、ずっと活躍するのがナナミカのゴアテックス/ステンカラーコートです。もうちょっと活躍してもらわないと、ということで先日自宅で洗濯&乾燥機に掛けました。
コットンとゴアテックスをボンディングしたこのコートは汚れたり、ゴアテックスの機能性が低下したら水洗い推奨で、かつ防水透湿の機能性を実現するための止水テープによってアタリが演出されて、着て、洗うことで愛らしいエイジング(経年変化)も楽しめるファブリックです。この気軽さはもう一つの大好きなアウターであるバブアーでは実現できません。
そんな魅力を伝えるべく、洗濯・乾燥後の表情の変化を記録しておきます。購入して1年ですが、最初はちょっと気を遣ってクリーニング店での洗濯でした。今回ははじめて自宅で取り組んでみました。
ナナミカ ゴアテックス ステンカラーコート~自宅での洗濯方法
自宅での洗濯は、別に特別なことは何もありません。ボタンだけすべて締めて、洗濯ネットも使わず洗濯機にぶっこんで、液体洗剤を入れて普通に洗います。今回は同じネイビーカラーのチノジャケットも一緒に洗いました。
洗いあがりはこんな感じです。ビショビショでクシャクシャ。ここから2時間、家庭用洗濯機で乾燥機にかけます。
乾燥後はこんな感じです。クシャっとしていますが、干す前にたたいたり引っ張ったりしてシワを伸ばします。そうして自然乾燥すると徐々にシワが伸びて再びハリっとした表情が蘇ります。本当に気軽に着て、洗える万能なアウターです。そうした洗濯と乾燥の後の表情が以下です。
ナナミカ ゴアテックス ステンカラーコート~購入当時と自宅での洗濯後の表情の比較
最初に全体観から。左が購入当初、右が今回の洗濯後です。このぐらいの距離感だと経年変化は見て取ることができません。ハリっとした表情のシンプルなステンカラーコートで、フォーマルな装いにも問題なく着こなせる状態のままです。
続いては襟元のアップです。左が購入当初、右が今回の洗濯後です。ここまで近寄ると、襟のステッチの周辺にアタリがついているのが見えます。襟の形もちょっと崩れて自然な雰囲気に。それから腕の付け根のステッチ周辺はだいぶアタリが目立ち、エイジングが進行しています。
そして背中です。左が購入当初、右が今回の洗濯後。ここが男臭くて今一番好きな表情です。背中のセンターラインと腕の付け根。この部位のステッチ周辺にアタリが目立ちます。止水テープの両脇にウネウネとしたアタリがついていて、変化を実感します。
細部の変化を感じつつ、まだまだハリっとキレイに着こなすことができる、ナナミカのコットンゴアテックス/ステンカラーコートを残り少ないであろう今シーズンも。それからこれから5年、10年と楽しく大切に着ていきます : )