エイジング(経年変化)が大好物であれば避けて通れないのがGoodOnのピグメントダイ(顔料染め)のコットンだろう、ということで。夏のお買い物の締めくくりに、はじめてのGoodOn、はじめてのピグメントダイのポロシャツをポチりました。
GoodOnはポケTが有名ですがポケTはチャンピオンのT1011と決めているので、ここはTシャツ素材のポロシャツで。またポロシャツであれば会社にも着ていけて、エイジングの機会をよりたくさん持てるのではという思惑もあり。いろいろ悩みつつ、考えつつ選択しました。
また色ももっと明るめのカラーを選びたい気持ちもありましたが、ピグメントダイの変化をより楽しむにはやっぱり濃い色で、やっぱり定番のブラックとネイビーです。まぁ、退色が進行することでブラックはグレーに、ネイビーはブルー寄りに変化していくので、少しずつ明るい色に変わっていく様子も楽しめると思っています。
サイズも悩みのひとつ。168cm、56㎏のボクは大体がSサイズ、XSサイズがあればそっちのほうがジャストフィットな感じですが、今回はMサイズを選択しました。さて、いろいろ悩みながらの選択を繰り返しましたが、納得できるものだったのか。早速届いたGood On(グッドオン)ショートスリーブポロシャツの表情とともに記録・報告していきます。
Good On(グッドオン)ショートスリーブポロシャツ ブラック&ネイビー Mサイズ
ブラックもネイビーもくすんだカラーの良い表情です。拘りが可視化されたタグたたくさんついています。タグの表記も記録しておきます。
タグは3種類。右はGoodOnのステッカーです。何かに貼ってみたいけど、何に貼るといいかな。。
真ん中はピグメントダイ(顔料染め)製品の説明と諸注意。特徴は縫製をして製品の形になってから染色することと、染料に粒子の大きい顔料を使うことです。製品の上から染色することで、繊維の奥まで染め切らずに着て洗濯を繰り返す度に表情が変わっていくことになります。GoodOnには先染めの製品も、製品染だけど顔料ではなく反応染めでしっかり着色している商品もありますが、やっぱりGoodOnといえばピグメントダイを着る
べきかな。と思います。
左は「COTTON U.S.A」マークです。上質なアメリカ綿を50%以上使用した製品につけられる信頼のマークで、CCI国際綿花評議会が認定し、さらに日本の厳しい品質基準をクリアした製品にだけつけられます。拘りが可視化されています。
タグをとるとこんな感じで。GoodOnのコットンは5.5ozで、一般的には肉厚と言われていますがチャンピオンのT1011と比較すると大分便りなく感じてしまいます。それでも、洗濯を繰り返しても型崩れぜず10年着れるとの評判なので、ガシガシ着て洗って、そんな評判の検証をしたいと思います。
http://ryu.jpn.com/archives/7388
細部を確認します。襟、首の部分です。襟には6本のステッチが走り力強く補強されています。襟から胸にかけてのボタン周辺は4本のステッチで補強されています。こうした複数本のステッチは強さを保ってくれるとともに、ステッチの間の生地にデコボコとしたうねりを与えて、エイジングのコントラストを演出する機能にもなります。
袖はニードレスカバーシームという方法で縫い付けられていて、伸びを防止し型崩れを防ぐようになっています。胸のポケットは小さめで、タバコの箱は入るけれどiPhoneは入らない。というようなサイズ感です。ただ、この胸ポケットあたりもエイジングによる退色が美しく現れる箇所です。
腋の下はもちろん丸胴編み(チューブボディ)です。ストレスフリーといいますが、ボクはステッチがあってもあまり気になることはないので、、でも丸胴編みのTシャツは気分的にアガあります。
襟のタグに注目すると、製品染めのピグメントダイであることがよくわかります。この形に縫製してから染めているので、もちろんタグも染色されます。製品の加工のプロセスを想像することができるこの証も着ている人のアイデンティティをくすぐるポイントです。
今後のエイジングの過程の記録のためにそれぞれのカラーの全体像を残しておきます。まずはブラックから。すでにくすんだ着やすいカラーになっていますが、ここからさらに退色して墨色になっていくと思います。
ネイビーです。願わくばブラックとは違った方向でエイジングしてくれて、明るいブルー色に変化していってもらえるとうれしいです。
Good On(グッドオン)ショートスリーブポロシャツ ブラック×Mサイズをプチニューと合わせたコーディネート
まだ濃紺なデニム「プチニュースタンダード」と、パラブーツ シャンボードのブラックと合わせています。悩みぬいたサイズ感もMサイズで良かったと思えるシルエットです。やっぱり夏に着る機会が多い服ですから、少しゆとりを持って着て、風を体に取り入れるようにしたいです。T1011よりも薄い5.5ozの生地感も真夏にこそ着れる素材だと思います。
デニムやベイカーパンツなど、ボトムスにはエイジングの楽しみがつまったアイテムがたくさんありましたが、今度はトップスにもそんな楽しみを持って着ていけるアイテムを揃えることができました。変化を楽しみながら、10年を目指して永く着ていきます : )