先週の夏日の昼頃に、渋谷近辺でアポイントを終えると13時前。面談前に渋谷をウロウロしているとリュックを背負ったシャツの背中が汗でびっしょりになっていて、もう夏を実感した暑い日でした。
そんな夏日でさえ、いやそんな夏日だからこそかもだけど。汗をかきつつも食べたくなる臭いラーメンが渋谷にはあります。熊本ラーメンの桂花です。昼時の渋谷センター街の喧騒にうんざりしつつも、汗をかきかき桂花ラーメンを目指します。
入店は12時50分頃。1Fはカウンターは埋まっていましたがテーブル席が空いて相席をお願いして席につきます。注文はもちろん「太肉(ターロー)麺」で。着席して10分ほどで着丼です。
桂花ラーメン 太肉麺
相変わらずのケモノ臭さを振りまきながらドンっとやってきました。トッピングは煮卵とメンマと青ネギと。おなじみの具に加えて、コリコリのめかぶとシャキシャキの生キャベツがトッピングされているのが桂花ラーメンの特徴です。それから、両脇に鎮座する2つの太肉(ターロー)。いつもの太肉麺を目の前に、額に汗をかきつつも笑顔がこぼれます。
さて、桂花ラーメンの麺です。中太でカタめの黄色い麺です。噛みしめるとしっかり小麦の味がします。
スープは御覧の通り白濁していてドロドロです。豚骨が髄までしっかり溶け出していて、濃厚な味わいとともにムっとするケモノ臭も少なからず香ります。この匂いに最初は圧倒されていまうのですが、少なくとも3回食べればクセになります。というのが桂花ラーメンの決まり文句。その通りだと思います。この暑い日にあえてすすりたくなるクセが強いスープです。
そして最大の特長である太肉(ターロー)です。この肉が本当にうまい。ボクの中では二郎の豚と双璧をなすラーメンのチャーシューなのですが、二郎が日によってブレがあるのに対して、桂花のターローはいつでもうまい。ということで味は甲乙つけがたいけど、安定感では桂花のターローが二郎よりも上をいきます。
今回も少しずつ崩しながら大切に食べました。より味にクセが強いブリブリの脂身の部分はシャキシャキの生キャベツと一緒に。中央の脂身と赤身が程よく混ざった部位は麺と一緒に。残った 部分はそのままガブリと。2つしかないターローをいろいろな食べ方で楽しみました。
後半戦は桂花のオリジナル香辛料であるとうがらし、にんにく、ごまを調合した「辣香(ラーシャン)」をたっぷりふりかけていただきます。汗をかきかきいただきましたが、強烈な味のスープとうまいターローのおかげで体力回復。元気になってお店を出ました。相変わらずクセになる桂花ラーメンです。また来ます : )