当社の先代社長に連れていってもらった銀座の会員制隠れ家レストラン「庭 Garden of four seasons (ガーデンオブフォーシーズンズ)」でのコース料理をログしておきます。
庭は昨年末にオープンしたばかりの、上の写真にあるような店内のテラリウムや、住所非公開の会員制であることが特長のレストランです。先代がオープン前にクラウドファンディングの「Makuake」で支援をしていたようで、最近まですっかり忘れていたのを思い出したので、一緒に。ということで連れていってもらいました。
さすがに隠れ家ということで。銀座8丁目博品館近くの地下にあるお店は、そんなに銀座に暗くない我々でも探しづらくて、、周辺をぐるぐるとまわって、結局裏口から入ってしまったようです。でも、そんなお客さんはよくいるようで。。改めて、さすが隠れ家!
庭 Garden of four seasonsのコース料理はなんと15種類!ペアリングのワインor日本酒もオススメしてくれます。
そんな隠れ家な立地と店内のテラリウムに続いて驚いたのがコース料理の品目の多さ。なんと15種類も出てくるそうで。。合間合間にペアリングするワインや日本酒のオススメもありました。おいしくいただきながら、マメマメとシャッター音が出ないように気を付けて写真を撮ったので紹介していきます。
無農薬野菜の庭園風サラダ
最初はサラダです。器がオシャレで、木の葉はお皿の上にのっているのではなく、器の中に飾られています。決して食べる訳ではありません。食べ方もドレッシグがかかっているとかじゃなくて、野菜の下に敷かれている黄色いペーストをつけながらいただくオシャレな食べ方です。
オマール海老の茶碗蒸し
茶碗蒸しの上に、オマール海老とその味噌で作ったソースがのっています。こちらも器が透明で、横から見ると茶碗蒸しとソースの層が見えるのがオシャレです。
燻りがっことフォアグラのミルフィーユ
せっかくのフォアグラを燻りがっこと一緒に食べてしまうなんて、なんてもったいなくて贅沢なマリアージュ。もちろん、おいしかったです。ここからペアリングは日本酒をオススメされて、特別純米の貴をいただきました。
ブルターニュ産鴨と葱の土瓶蒸し仕立て
これも器がオシャレでしょ。土瓶の蓋がお猪口になっていて、最初はそこにスープを注ぎすだちをしぼって味わいます。その後に、葱を背負った鴨肉をいただきます。鴨のやさしい出汁が染みたスープが胃に染みわたります。
太刀魚の土佐醤油和え
マグロの一口タルト
ウマズラハギの肝和え
ここまでだいぶゆっくりサーブされて、このペースで15品!?どんだけ時間がかかって、どんだけ酔っぱらうの。。と不安になってきたころに、さすがです。察するかのごとくピッチアップして、3品が同時に出てきます。お魚の3種、いずれも独特な他ではなかなか味わえない味付けて提供してくれました。ボクは写真向かって右のハギの肝を海苔の佃煮で食べたのが一番印象に残っています。
葉玉葱のフリット
ネギではありません。葉玉葱です。揚げることでとっても甘くなっていました。ここからはペアリングでボルドーの赤ワインをオススメされました。合います。
新じゃが芋の塩パイ包み
これも印象深い料理でした。写真の下に敷かれているのが「塩パイ」です。これがサーブのときには上にも被さっていて、じゃが芋の味付けはこの塩パイだけでしているそうです。塩パイははじめて見ましたが、パイというよりパンのようで、ホームベーカリーでイーストを入れるのを忘れてできあがったパンがちょうどこんな感じでした。あくまでも味付けようで食べるものではないそうですが、齧ってみたらすごく塩っ辛く。食べられませんでした。
そんな塩パイで味付けした新じゃが芋にトリュフとトリュフバターをのせていただきます。贅沢贅沢。
春野菜の瞬間燻製
これまたオシャレな食べ方でした。もくもくと煙に包まれて出てきた器を10秒数えて蓋を開けるように言われます。すると中からは温野菜が出てきます。たった10秒ですがしっかりスモークの味が染みていて、あっさりと食べられました。ここからペアリングは改めて日本酒に。
青森県産ホタテ貝と天恵茸の串揚げ
だいぶお腹も苦しくなってきて、かつ酔いも進んできました。ここで揚げ物、ホタテとキノコを串揚げでいただきます。
鰆の西京焼き 新玉葱のスープ
春を告げる魚、鰆を西京焼きで。新玉葱のスープと一緒にいただきます。スープが優しい味で、もう少し食べて飲めるのでは。という気分にさせてくれました。
和牛の炭火焼き コンソメの香り
そろそろクライマックスが近づく、メインディッシュのお肉料理です。柔らかい和牛と、これも優しい味のコンソメのムースをかけていただきます。
幸せ卵 和牛生肉のご飯
ご飯もお肉でした。しかも生肉。つやつやの卵の力を借りて、ズズズっと吸い込んで食べきります。おいしい!んだけど、だいぶお腹がいっぱい。お肉とご飯は、もっと前半で食べたかったかも。
八海山のムース
最後のデザートは八海山のムースで。旬のイチゴと一緒にいただきます。このムースもとても美味しかったです。そんなに甘いものを褒めない先代が絶賛していたのを覚えています。
ふー。これで15品。なかなかない雰囲気の中、ゆっくりとそしてたっぷりとオシャレでおいしい料理をいただきました。いやぁ、すごかった。すごく贅沢なんだけど、あまりにも種類が多すぎて持て余してしまった感じもあります。一度、アラカルトでもチャレンジしてみたいお店です。ごちそうさまでした : )