革靴・レザーシューズのメンテナンスは「ミンクオイル派」でした。
ハイシャインな革よりもしっとりと柔らかい革の方が好きで、ミンクオイルを浸透させることで柔らかくしっとりとした艶のある革に育てていきたかったのがその理由です。雨にも強くなるしね。
一方でミンクオイルは革を柔らかくしすぎちゃうことで、ひび割れの原因にもなる。というオピニオンも聞いていました。これまではそんな実感はなかったのですが、先日。長年浸透させてきたオイルが表面にあふれてカピカピになり、深いシワを作っているような、そんな革靴の表情を見て感じてしまいました。
なんとなく直感で、これ以上オイルを入れちゃだめだな。と。なので、表面のオイルをとりつつ、今後はオイルではなく乳化性のクリームでメンテしていこうと、超有名で定番のモゥブレィの「ステインリムーバー」と「デリケートクリーム」を手配しました。
最初にステインリムーバーをボロ布にとって、クルクルと円を描くように革靴の表面の汚れ、たまったオイルを取り除いていきます。
効果はてき面で、力を入れなくても汚れやオイルが落ちていくのがわかります。左が落とす前、右が落とした後ですが、わかるでしょうか?ピカピカとした艶がなくなり、革の表面が乾いたような表情になっています。ここからデリケートクリームを塗りこむことで、よく浸透していく様子がイメージできます。
デリケートクリームを塗りこんだ後の仕上がりは以下のような雰囲気。
艶はなくしっとりとした柔らかい表情です。もともとテカテカした艶は好きではないので、こんな優しい表情がボクにとってはいい感じです。少し雨や水には耐性がなさそうだから気を付けないと。
買ったばかりの革靴はしばらくは「ミンクオイル」を塗り込むのはいいことだと思っています。ただ、履きはじめてしばらく経った今の革靴たちは、今後は「ステインリムーバー」と「デリケートクリーム」でのメンテナンスをしていこうと思います : )