普段は行列が絶えないとんかつ店である、大門の「とんかつ檍(あおき)」。緊急事態宣言下のたまにの出社時に、人が少ないことをいいことにほぼ行列せずに食べたりしていました。
が、その時に「上ロースかつ」「カタロースかつ」と食べてきて、最高峰の「特ロースかつ」を食べてなかったことにちょっと心残りがありました。そんな背景があって、先日13時近くまで会議をした後、遅めのランチ時間に近くまで行って行列の様子を見て見ると、店外に6人。ちょっと悩む人数ではあったけど、行列に接続しました。すると、次々と2名、3名連れが店内に誘導され、ボクも10分程度で着席することができました。ラッキー。
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オーダーは当初の目的の通り「特ロースかつ定食(2000円)」です。で、ここからちょっと時間がかかり。やっぱり厚みがあるので揚げ時間がかかるのでしょうね。ボクよりも後に入ったお客さんの、ランチカツや上ロースかつが先にサーブされていきます。待つこと20分弱。ようやくボクの番になりました。
とんかつ檍 特ロースかつ定食
存在感ある佇まいです。とんかつ檍の特ロースは300gとのこと。先日食べたカタロースと同じボリュームです。断面を見てみます。
中心部がほんのりピンクな揚げ具合。揚げ油から上げて、余熱でブ厚い肉の中心近くまで熱を通した結果です。肉厚なお肉に衣がしっかり密着していて、はがれずにかつカリカリと揚がっているちょうどいい具合の揚げ方です。脂身と赤身の境界はちょっと曖昧かな。
最初の一枚は、とんかつ檍がおすすめする4種の岩塩から「ヒマラヤ岩塩ナマック」を選んで振りかけていただきます。SPF豚の肉と脂のうま味が一番感じられる食べ方です。ご飯を口に入れることなく、肉と岩塩でしっかり味わいます。
次の一枚はからししょう油でいただきます。しょう油と衣が香ばしくて、ご飯も進む食べ方です。
ここからはご飯のお供に一番ピッタリなとんかつソースをたっぷりかけていただきますが、その前に改めて断面の記念撮影です。こうして確認すると、脂身の層が3層あることが分かりました。甘くて旨いSFP豚の脂身です。肉厚で大きな一切れを、3口で食べても脂身の甘さが感じられる配分が良い感じです。
さて、たっぷりとソースをかけて。ここからは写真撮影のことは忘れて、肉とご飯と向き合います。肉とソースの甘さとご飯の甘さのマリアージュをしっかり楽しんで、300gのお肉を堪能してお腹がいっぱいになりました。とんかつ檍の特ロースかつを食べることができて良かったです。
とても満足でしたが、より印象に残ったのは前回食べたカタロースかつの方です。赤身の間に脂身がギュっとつまったようなカタロースはよりジューシーで歯切れもよくて、より甘かったような気がします。どちらも贅沢で満足ですが、なかなかこれないとんかつ檍ですが、次からはカタロースかつを中心に注文したいと思います : )