トリッカーズのバートン(Trickers Bourton Acorn Antique)を購入しておよそ1年半が経ちました。
明るいどんぐり(エイコーン)カラーの強靭なカーフレザーはまだまだ健在で、ハリとツヤのある表情は相変わらずです。ただ、ちょっと冬の間は登板回数が少なかったかもしれません。フットカバーでくるぶしを出して履くこれからの季節の活躍に期待しています。1年半での登場回数は37回程度。そんな現在の表情と購入当初の表情の比較を記録として残しておきます。
トリッカーズ バートン エイコーン アンティーク(Trickers Bourton Acorn Antique)購入当初と1年半後の表情の比較
最初に全体観です。左が購入当初、右が1年半後の表情です。まだまだハリがある表情だと思っていましたが、購入当初の表情と見比べるとアッパーのつま先革には柔らかな履きジワが刻まれているのがわかります。メダリオンを配した飾革はまだツルっとした表情です。全体のフォルムはボクの足に沿ってタイトにシェイプアップされてきています。羽が閉じていますが、実際に足を通して履くときもこれぐらいギュっと羽が閉じるまでシューレースを締めて履いています。
次にアッパーをより近くから見てみます。ハリとツヤを感じる表情です。お手入れはずっと変わらずデリケートクリームとアニリンカーフクリームを使い、補色のためのクリームは塗布していません。このままでも良い気もしますし、少しカラーを入れてみたい気もします。
横顔です。横顔の方がエイジングを実感します。アッパーのつま先革から飾革にかけて、人間の目じりの笑いジワのような履きジワが見て取れます。それから、コバが削れているのがこの角度からだとよく分かります。次回はコバのお手入れ、補色をしたいと思います。
https://ryu.jpn.com/archives/10049
後ろ姿です。変化が見えにくい部位ですが、トップリフトの削れとグっと張り出したトリッカーズ特有のコバの小傷が少し目立ちます。
最後にソールも確認しておきます。ラバーソールの中では比較的消耗が早いと言われるダイナイトソールですが、トップリフトが多少削れている以外はまだまだ健在です。しばらくしてトップリフトを張り替える必要が出てきたときには、他のラバーソールを検討してみたいと思っています。
トリッカーズ バートンの1年半後のエイジングの記録でした。相変わらず外出自粛が続いていて、革靴を履く機会がぐっと減っていますが、今はぐっとがまん。梅雨入り前には革靴を履いて元気に外に出られるように祈りつつ、大切にお手入れしておきます : )