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2020年4月の資産運用~市場は最悪期を脱するも、実生活は非常事態宣言下の超自粛生活

2020年4月の資産運用~市場は最悪期を脱するも、実生活は非常事態宣言下の超自粛生活

2020年4月は世界中の人々の記憶に深く残る1ヶ月となりました。

3月に欧米を中心に各国で非常事態宣言を発し、外出制限に踏み込んだのに続き、ここ日本でも4月7日に安倍総理大臣が7都道府県に対して非常事態宣言を発ししました。その後16日には対象を全国へと広げ、5月に入った今でも解除されている地域はありません。ボクも4月中旬からは自宅勤務がメインで、出勤するのは週に1~2度程度。非日常を過ごしています。

そうした中で世界の市場はドン底だった3月から緩やかに回復を見せています。アセットアロケーションのセグメント別に見ると、先進国の回復が早く、日本と新興国は比較的低く、不動産(REIT)がより厳しいという雰囲気です。

マーケティング支援を生業にしている当社は、コロナ禍の影響は6月~9月が大きそうです。非常事態を脱しても、遅れて業績の悪化が明らかになっていく、そんな会社も多くあるのだと考えています。先を考えづらい状況ですが、現在地をしっかり把握しておくべく今月もアセットアロケーションの状況を整理しておきます。

2020年4月のアセットアロケーション

総資産、含み益ともに3月の底から緩やかに回復しています。主要セグメントごとに、3月末と4月末の時点の直近高値からの騰落率を記録しておきます。

2020年3月 2020年4月
日本国株 -14.61% -16.48%
先進国株 -21.74% -14.09%
新興国株 -14.20% -24.85%
J-REIT -27.26% -27.98%
G-REIT -29.75% -24.89%

こうして3月末と比較すると、すべてが緩やかに回復しているのではなく、先進国株とREITは戻していますが、日本国株、REIT、新興国株は3月末よりも下落しています。アセットアロケーションの構成比を見ると、現金が目標に対して構成比が大きくなっているので、低迷中のアセットを中心に買付を検討してみてもよいのかもしれません。慌てずに行きますが。

2020年4月の資産と負債の推移

資産と負債の推移です。2020年4月は支出が収入を上回ってしまっていますが、通勤定期券の購入が原因で一過性のものだとわかっているのでOKです。その他は左膝痛が続いていてMRIまで撮影したことや、詰め物が取れてしまった奥歯の治療のために歯医者に通ったことなど、医療費がかさみました。が、ステイ@ホームな状況が続いていますので食費や交際費がぐっと下がっています。

各アセットの長期推移です。2020年2月、3月と大きく下落した後に、4月で反発しています。総資産は2019年11月と同程度の水準です。長期の推移を眺めると、しっかりホールドして積立投資を続けていけば元に戻り、いずれ高値を超えていくであろう感覚をつかむことができます。

いずれにせよ、新型コロナウイルス(COVID-19)が早期に収束に向かうことを強く願うばかりです。落ち着きを取り戻したら、また市場は上昇へと向かうでしょう。でも、我々の暮らしには戻らないことや変化があると思います。これまでほど人々は「移動」をしなくなるだろう。とか、集う場所として「インターネット」の活用が進むだろう。とか、資産運用にも仕事にも変化は起こると思って臨みたいと思います : )

2020年4月時点のアセット一覧

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