ずっと行きたかったラーメン珉珉(みんみん)にようやく行くことができました。
毎週末の荒川のランニングコースから少しそれればあるのだけれど、ランニング中に行けるはずもなく。初訪店は日曜午前のランニングの後、家族にゴメンなさい。をして自転車で30分かけて訪れました。荒川から堀切橋の手前を左に曲がって進み、鐘ヶ淵駅の踏切を通り過ぎてしばらくするとラーメン珉珉はありました。
時刻は日曜の14時。いつも開店前から行列しているという人気店ですが、ランチ時間を大分まわったこの時刻は行列もなくすんなり着席できました。お店の敷地は広く、駐輪場もしっかりスペースが取られていて、自転車で通うにはありがたい店構えです。店内も古いけれど席と席との間のスペースがしっかり取られて食べやすいお店です。
着席後は予習通り、イメージトレーニング通り、以下のオーダーを淀みなく発します。
塩半々、麺かため、薬味多め、パーコー別皿(1350円)で
上手に言えました。ちなみに塩半々というのは、塩ラーメンにパーコーとチャーシューのトッピングを半分ずつ乗せてくださいという意味で。パーコー別皿は通常だとラーメンの中に入ってサーブされるパーコーを別皿で出してもらうことでサクサクの衣のまま楽しめるオプションです。
さて、サーブまでの時間も早く3分ほどで着丼です。さぁ、待ちかねていた味をいよいよ。
ラーメン珉珉:塩半々麺かため薬味多めパーコー別皿
ということで薬味大盛の塩ラーメンです。パーコーは別皿にしてもらったので、たっぷりの薬味からのぞくのは一片のチャーシューのみ。ネギと脂のベールに包まれたミステリアスな表情のラーメンです。
薬味たっぷりのスープからいただきます。ぶ厚い脂の膜の下にはガツンと塩味が効いたスープです。熱々で甘味がある脂とのコントラストを感じます。他店では味わえないユニークでめっちゃうまいスープです。
ラーメン珉珉の麺は細目の白い麺です。固めに茹でてもらいましたが、それでも脂とスープが良く絡みます。パーコーとチャーシューの大量の肉に対して麺はそれほど多くなく、肉と麺の配分を考えつつ食べ進めます。
別皿のパーコーです。これで半分だというから驚きです。パーコー麺の別皿を他のテーブルの人がオーダーしていたのでのぞき見してみましたが、フルパーコーは信じられないボリュームです。きっと普通に中華屋でパーコーを単品で頼んだときよりも多いです。さて、半分でも大量のこのパーコーですが、こうして別皿でサーブしてもらうことでいろいろな食べ方が楽しめます。
1/3くらいはこうして塩ラーメンに沈めて食べました。外側の衣はスープを吸ってフワっとなりますが、内側はまだカリっとしていて楽しい食感。かつ、塩ラーメンのこのスープとネギの薬味がパーコーにめっちゃあう調味料になります。白米を食べたくなるやつですね。
こんな食べ方も。テーブルには大きな豆板醤のボトルがドンと置いてあるので、カリカリのパーコーに豆板醤をちょいとつけて食べます。これだけで大満足なおかずです。これもご飯がたまらなく欲しくなる。
でそんな大満足なパーコーに加えて、こんな大きなチャーシューが4片ほど薬味の下に沈んでいます。このチャーシュー、トロトロだししっかりと香ばしい醤油味がついた濃い味のチャーシューで。めっちゃボク好みでした。パーコーに後ろ髪を惹かれつつ、次の機会はこのチャーシューだけもっと味わってみたい。というぐらい大好きな味です。
これまた薬味の下に沈んでいた煮卵です。煮卵も大きいです。しっかり味がついていて、黄身もかっちりと煮込まれていました。すべてのボリュームがハンパないラーメン珉珉です。
真冬の寒い昼下がりでしたが、汗をダラダラ流しながらなんとか完食です。いやー、うまかった。他店では味わうことができない、めっちゃユニークなラーメンでした。絶対また来たいです。次はしょうゆラーメンにチャレンジしたいなぁ。その時はチャーシュー麺かな。いや、やはりパーコーの誘惑に抗えず半々にしちゃうのかな。
なんてもう次回の訪店時を妄想するぐらい、印象深いお店でした。また来ます : )