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新市場を考えるときに考えるべき技術と使えるマトリクス|コ・イノベーション経営

コ・イノベーション経営: 価値共創の未来に向けては、企業と顧客による共創体験、事業や商品開発。それを超えた、イノベーションを共に体験するビジネスの事例が詰まった本です。



例えば、Appleの共創体験の事例として「iPhone+iTunes」が挙げられています。

アプリケーションのダウンロードが不可欠のアップル製品は、顧客がアプリケーションをダウンロードして初めて製品となる。それはまさに企業と顧客との価値共創の産物そのものだった。また、顧客がアプリケーションを入れ替えることによって、アップル製品は進化し続ける。顧客が製品をアップグレードする。製品のバージョンアップが企業ではなく顧客主体に起こる、以前には考えられなかった世界である。その意味で購入時には、iPhoneなどはすべては未完成だった。顧客の使い方によって製品化され、それは進化し続ける。

なるほど。iPhoneは手元に届いたときには未完成品で、自分の好きなアプリをダウンロードしていく、好きな音楽をインポートしていくことで進化し続けながら完成していきます。今は当たり前のようにそうしていますが、最初にiPhoneを手にしたときから、Appleと一緒にこうした共創体験を共有しているのです。

この本では、こうした共創体験を支えるテクノロジーの要素として以下をあげています。

  • 小型化
  • 環境センシング
  • 組み込み知能
  • ネットワーク・コミュニケーション
  • 適応学習

そして、新市場を考える上でのフォーマットとして、以下のようなマトリクスによる整理を推奨しています。

経験促進要因としての技術

(上の表は)新技術とその経験促進要因としての可能性をマトリックスに表したものである。経験のイノベーションを図るうえでは、テクノロジーに何ができるかを理解することが欠かせない。小型化は、顧客の自由度を増やす、シンプルライフを実現する、心躍る経験を生み出す、といった役割を果たしてこそ意味があるのだ。あなたの事業領域についても同じようなマトリックスを作り、成功のカギを握る新技術を列挙してみてはどうだろう

アイデア発想の機会に、活用してみます。

Photo by Morten Skogly