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ビッグデータに取り組む前に、「既に手元にある魅力的なデータ」を見よ|Sexy Little Numbers

Sexy Little Numbers-データ・サイエンティストに学ぶ「分析力」-ビッグデータからビジネス・チャンスをつかむ」は、ビッグデータの実践的な活用事例を見ることができる本ですが、以下のような著者のメッセージに共感しています。

原著のタイトルである「Sexy Little Numbers」とは「既に手元にある魅力的なデータ」を意味する。ビッグデータの時代に、あえて「リトルデータ」に言及しているのは、まずは企業がデータ分析を活用できる体制を整え、目の前にあるデータを甘く見ず、足元をしっかり固めて、そのうえでビッグデータへ立ち向かっていけという著者のメッセージである

ビッグデータに言及すると、あらゆるチャネルでの購買データや、Twitterに流れる膨大なつぶやき。などなど、価値がありそうなデータの取得方法から語られることが多いですが、本書では「目の前にあるデータを見ろ」と言っています。クライアントとも共有したい視点です。

また本書では、パリのホテルが顧客から得たデータを元にウェブサイトに使う写真を、部屋から景色に変更し、リピート客を増やした事例を指して、以下のように言います。

あなたの会社にはプランナーは存在しないかもしれないが、「魅力的なリトルデータ」を分析する人物と、幅広い視野を持ち、直感的な視点を持つ人物にペアを組ませて行動させることができる

クリエイティブに長けた広告プランナーを持たないリサーチ会社にも勇気を与える事例と言葉です。「既に手元にある魅力的なデータ」を「より魅力的にアウトプットする」方法は、リサーチとクチコミの両方を行う我々だからこそ、形にしていきたいと考えています。



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