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〈インターネット〉の次に来るもの 未来を決める12の法則~【アクセシング】マーケティング界隈の「Xのウーバー」を考えること

経営やサービス開発の道しるべに、少し先の未来を考えようと取り組んでいます。

ケヴィン・ケリーの「〈インターネット〉の次に来るもの」はテクノロジー界隈の今の技術と少し先の技術を俯瞰して見てみる、考えてみるのにとても参考になります。

彼は人々の行動を12の法則として整理し、こうした行動によってもたらされる未来を「不可避」なものと言います。12の法則は以下の通り。

  • ビカミング(なっていく)
  • コグニファイング(認知化していく)
  • フローイング(流れていく)
  • スクリーニング(画面で見ていく)
  • アクセシング(接続していく)
  • シェアリング(共有していく)
  • フィルタリング(選別していく)
  • リミクシング(リミックスしていく)
  • インタラクティング(相互作用していく)
  • トラッキング(追跡していく)
  • クエスチョニング(質問していく)
  • ビギニング(始まっていく)

いずれの単語も、その意味を少し見るだけで自分の行動や、自分の周辺にあるテクノロジーを表現するときのキーワードであることが理解できます。

アクセシング(接続していく)

非常にたくさんの示唆があったチャプターでした。モノではなくアクセスを売るサービスを考えること、これからの30年モデルを創る上で大切な視座です。

アマゾンの創業者ジェフ・ベゾスが2007年に初めてキンドルの端末を紹介したとき、それはプロダクトではないと主張した。そうではなく、読むものへのアクセスを売るサービスだと言うのだ。その話はその7年後にアマゾンが、約100万冊の電子本を読み放題にするサービスを開始したときに、よりはっきりしたものになった。読書好きの人はもう個々の本を買う必要はなく、キンドルを1台購入することで、現在刊行されているほとんどの本へのアクセスを買うことになるのだ(キンドルのエントリーモデルの値段は徐々に下がっており、いずれはほとんど無料になるだろう)。プロダクトは所有を促すものだが、サービスは所有する気をくじく──というのも所有という特権に伴う排他性、コントロール、責任といった足かせがサービスにはないからだ

世界最大のタクシー会社ウーバーは車を1台も持っていない。フェイスブックは世界で最も人気のあるメディアの所有者だが、コンテンツは一つも作っていない。アリババは最も市場価格の高い小売業だが、倉庫は持っていない。エアビーアンドビー[Airbnb]は世界最大の宿泊施設提供会社だが、不動産は何も持っていない。なかなか興味深いことが起きている

現在一番儲かっていて一番破壊力があるのは、アップル、マイクロソフト、グーグル、フェイスブックといった、ほとんどが多方向のプラットフォームを持つ会社だ。それらの巨人はすべてがサードパーティーと組んで、自らのプラットフォームの価値を高めている。また、APIをどんどん公開して、他の人に使ってもらおうとしている。相互依存するプロダクトやサービスから派生する強固なエコシステムを実現して成功している新規参入企業としては、ウーバー、アリババ、エアビーアンドビー、ペイパル、スクエア、ウィーチャット、アンドロイドなどがある

マクルーハンが指摘したようにツールはわれわれ自身を拡張したもので、車が拡張された足であり、カメラが拡張された目であるなら、クラウドはわれわれの魂を拡張したものだ。もしくは、あなたの拡張された自己だと言ってもいいだろう。つまり、その拡張された自己は所有するものではなく、アクセスするものなのだ

所有はしないこと、アクセスを売ること。多方面からアクセスできる、つまり多種な目的を持った人たちが関わり、その協力者たちが自ら持参する資産が集まるプラットフォームを創ることが、強者への道だと理解しました。私が関わるマーケティング界隈の「Xのウーバー」を考えること。シンプルにアクションしてみます : )