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定性調査の報告では、臨場感を伝えるために『動作観察』も入れる

マーケティングリサーチのスクールの記録です。定性調査の基礎のパートでは、いきなり核心的な「定性調査結果の分析と報告」について学びます。

分析と報告について考える前段階として、イギリスのリサーチャー「レイ・ポインター」の言葉が引用されました。

Separate the analysis from the presentation
A story, not a waterfall

分析結果と報告とは別で考えることストーリーを語ること滝のようにデータを見せるのではなく。という内容です。この辺りは我々も定性情報を扱う際には意識しつつ、でもなかなか実現しきれないところです。

ここを実現するために、定性情報の「分析」と「報告」の対比を以下のように整理しています。

分析

  • リサーチャーとデータが向き合う
  • トコトン突き詰めることが必要
  • 矛盾と向き合う
  • 大概は苦しい作業

報告

  • リサーチャーとクライアントが向き合う
  • シンプルで簡潔
  • 矛盾が解決済み
  • 楽でないとだめ

苦しかった「分析」のプロセスをクライアントに見せる、感じさせることなく、気持ちよく聞いてもらえる努力が必要なのだと理解しました。

 

もう一点「ストーリーを報告する」で腹に落ちたやり口が、臨場感を伝えるために『動作観察も入れる』という方法です。例えば、

・Aさんは満面の笑顔で「これがいい」と言った
・Bさんは悩んだ表情で頭をかきながら「それがいい」と言った
・Cさんは少し恥ずかしそうに眼を伏せながら「あれがいい」と言った

というようにです。参加者の表情や動作が発言に加わると、臨場感とともに物語の表現のようになり読みやすくなります。

こうした動作動作観察を含め、発言録ではなく観察データを報告することは、クライアントにとって、楽しく読める共有の方法なのかもしれません。

チャレンジしてみたいと思いました。