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潜在顧客に伝わるFacebook。対して、Google+は顕在顧客のアクションを喚起する。

2月18日に行われたSOCIAL MEDIA WEEK TOKYOでは、Facebook、Twitter、Google+の次の一手を、それぞれのアジア・日本のトップから聞くことができた貴重な時間でした。

Facebookは実名と顔が分かった実生活に近い友人たちとの大きなネットワークを活かした、SocialDesignによる新しい価値を持ったサービスの開発に力を注ぎます。つながっている友人を写真にタグ付けしてシェアできるようにしたことで、世界最大の写真投稿ネットワークに成長してきたように、リアルな生活のシェア情報を基盤にしたグラフ検索がそれに当たります。

Twitterはシンプルなインターフェイスとショートメッセージをつきつめることで、リアルタイムかつ数多くのツイートを得て、世界中の情報がポケットの中で見られるネットワークを目指します。

さてGoogle+は。。

日本でGoogleを使っているとあまり気づきませんが、システマティックなGoogleの検索結果と、生活者のクチコミの力or商品・サービスのコミュニケーション力の良い連携を作り出していました。Googleのナン・キアヌ氏はUSの車販売サイト「Cars.com」の例を上げて以下のような成果を発表しました。

  • Adwords広告に「+1」ボタンを設置することでCTRが5~10%向上した
  • 検索結果画面にGoogle+のコミュニティ情報を露出することでCVRが91%向上した

■Cars.comのGoogle検索結果画面

carscom

 
Googleの検索結果画面では、「+1」ボタンの生活者のクチコミの力でクリックに対する安心感を付加しGoogle+のコミュニティ情報の掲載による商品・サービスのコミュニケーション力でコンバージョンへのハードルを越えさせることに成功しています。

こうしたユーザーへのアプローチはFacebookページとは異なるターゲットへのマーケティングアプローチになります。

■顕在顧客のアクションを喚起するGoogle+ページ

商品・サービスがFacebookページを運営する目的のひとつは、友人から友人にクチコミで商品・サービスの情報を伝播することです。商品やサービスのファンであるAさんが「いいね!」や「シェア」した情報が、商品やサービスにはじめて触れるかもしれない友人Bさんに届き、認知して関心を寄せるきっかけをつくります。これは今まで触れることができなかった潜在顧客へのクチコミを使った新しいアプローチ方法です。

一方でGoogle+や「+1」ボタンは、自ら検索をして商品・サービスのWebサイトが載る検索結果画面までたどり着いた顕在顧客にアプローチします。競合サイトも含めた数多くの検索結果が並ぶ画面上で「+1」ボタンは他者の評価を伝え、Google+ページは企業の姿勢や雰囲気を語ります。そうすることで、顕在化した顧客が自社の商品・サービスを選び、アクションするまでの道しるべを示します。

Google+とFacebook

 
日本ではまだ実感できずにいるものの、潜在顧客にクチコミを伝えるFacebookに対して、顕在顧客のアクションにドライブをかけるGoogle+の重要性を認識します。

■WebサイトとGoogle+ページの連携には「ページの確認リクエスト」が必要です

会社や商品・ブランドのWebサイトとGoogle+ページを連携するためには、Googleに「ページの確認リクエスト」をします。これには、Google+ページを1000人以上のユーザーがサークルに追加しているという条件があるようです。今後、まだ日本では実装されていない、Googleの検索結果とGoogle+ページの連携機能が追加された際に大きな力となりますので、取り組みはじめたいですね。

Photo by west.m