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シャムキャッツ♪GIRL AT THE BUS STOP|リリックにアイテムが出てくると情景がグっと増して響いてくる

もう少し若いころは「日本語のラブソングなんてくだらねぇ」なんて思っていて、バカにして聴いてこなかったもんだけど。30代も後半をむかえた今は、日本語のリリックがビシビシ心に響いてくるもんだ。

最近のヒットはシャムキャッツの「GIRL AT THE BUS STOP」。そもそも、架空の街に住む人々の日常を描くコンセプトアルバム(AFTER HOURS)のその続編のアルバムの収録曲ということなんで、共感や郷愁なんてのを狙って描かれたリリックなので、狙い通りで悔しいけれどすごくいい感じ。

昔、きっと友人以上、恋人未満な感じで友人たちとつるんでいた女性との再会を唄ったリリック。そんなにドラマチックでない、それからお母さんと保険で悩んでいたり、歯医者の予約を考えていたりなんて脈略のないエピソードとか、余計にリアルに情景が浮かんでくる。

そして、さらにボクの想像をぐっと掻き立てた描写がこれ。

夜の防波堤 僕らはガキ 君は天使
ネイビーブルーのワンピース
湾の向こうの工場が ゆらゆら光っていた

夜の防波堤とか、天使とか、湾の向こうの工場とかはちょっとロマンチックすぎるけど。「ネイビーブルーのワンピース」ってのがいい。ああ、そんなのが似合った子がいたな。とふと想いだす。それだけでキュンとしちゃうから、きっと歳を重ねたってことなんだと考えてしまいます。

こういうノスタルジックな気持ちにさせちゃうアイテムが出てくるリリックっていいなぁと思った。これはボクにとってキラーな要素になりそうです。より具体的だともっとくるかも。例えば、ヴィヴィアン・ウェストウッドのライターとか、ボブ・マーリィのベスト盤とか、シマロンのストレッチパンツとか。

少なくても共感できる人がいたら、ぐっと引き込めるんじゃないかな。思い切って小さなアイテムを情景に入れ込むことがキラーなリリックを創るコツなのかも。思い切って絞るってところは、マーケティングの商品開発に良く似ています。ああ、そう思うとジッタリンジンの「プレゼント」なんてのは当時のハイティーンのみなさんに共感されまくるキラーチューンだったのかもですね。

そんな登場するアイテムに共感するリリックをまた見つけてみよう。それから、せっかく匿名でブログやっているので。自分でもそんな共感アイテムをふんだんに盛り込んだリリックでも書いてみようか : )