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火花|エビシンゴノビーオーライでよかった

シルバーウィークは比較的ゆっくりと。積んだままだった本もよく読めました。今年の芥川賞を受賞したピース又吉先生の「火花」は、夏休み用に買ってあったのに読めず。陽射しは強いけど、秋風涼しいシルバーウィークに読みました。

純文学というやつ。大きなアップダウンはなく、色とりどりの描写で日常を書く。だからサラリと読みきりました。

天才肌で芸人然とした神谷に憧れる、器用じゃないけど道を踏み外すことがない徳永。二人の芸人の出会いと、日常と、別れ道と再会と。起伏は少なく、結末も決して意外なものではないけれど、その場面を色とりどりに描く。

よかった場面は徳永のスパークスの最後の漫才。反対言葉を駆使して、笑い涙で漫才をするその場面の描写はとても勢いがあり、頭の中にシーンが浮かんできた。

それから最後の最後。徳永と神谷の二人旅。再会の場面で神谷が起こした身体的トラブルは、えぇぇ。。という印象だったけど。最後に二人の場面でボブ・マーリィのノーウーマン・ノークライがかかるところ。徳永が「エビシンゴノビーオーライ」と雑にリリックを読むところ。

ボブさん好きのボクはオールOKとしてしまった。夢やぶれたり、夢半ばでつまづいたままだったりの二人のラストに「Everythings Gona Be Allright(いつかすべてがうまくいく)」と落として終わる。ホっこり読み終えたので、シルバーウィークのラストとしてもよい感じでした : )